芸術と文学
イランの芸術や文化の歴史は、数千年前までさかのぼります。その作品は、バフタラン近郊のビストゥンやシーラーズ近くのタフテ・ジャムシドに残る碑文や石彫として見ることができます。
最古の文学作品は、ササン朝時代に生まれた「フダイ・ナーメー」です。一般に、ペルシャ文学の最も古い作品で現在まで伝わっているのは、ヒジュラ暦(イスラム暦)の8世紀後半(西暦15世紀後半)からのものです。イラン人が書いた詩で他の言語に翻訳されたものの中で最も有名なのは、おそらくウマル・ハイヤームによる「ルバイヤート(四行詩集)」でしょう。フィルドゥーシーが完成までに30年を費やした叙事詩「シャー・ナーメ(王の書)」や、ペルシア語で書かれた詩の中で最高の作品といわれるジャーミーの叙情詩なども有名です。この他にも、巧みな言い回しやはっきりとした言葉使い、モラルに関する指導の要素などでよく知られた作品はたくさんあります。
ペルシャじゅうたん
手織りのペルシャじゅうたんは、長い歴史を持つ世界で最も良く知られた芸術作品の1つです。古代には、ペルシャじゅうたんは各地の王によって貴重な贈物として交換されていました。ヨーロッパ人はこの芸術作品の美を理解しており、何世紀にもわたって各家庭で使っていました。歴史的な事実が伝えるところによると、ペルシャじゅうたんはハシルクロード経由で日本にももたらされました。しかし日本では、広く一般に使われることはありませんでした。最近はペルシャじゅうたんの美しさやすばらしいデザイン、色彩やオリジナリティに魅了される日本人が増えており、日本でもある程度は一般に使われるようになってきました。装飾品や室内調度品として企業の会議室やホテル・クラブ・オフィスなどで使えば、ペルシャじゅうたん独特の楽しい雰囲気がひろがります。ペルシャじゅうたんについてもっとよく知るためには、ペルシャ絨毯協同組合
にお問い合わせください。
ペルシャ絨毯協同組合
Persian Carpet Association in Japan, AB AKASAKA BLDG. #101 8-1-5 AKASAKA
Minato-ku, Tokyo, 107-0052 Tel.
3478-3168,
persian@carpet-association.jp
ツーリスト・インフォメーション・オフィス(観光案内所)
ある程度の規模の町や重要な観光スポットには、地元のツーリスト・インフォメーション・オフィスの現地案内所があります。ここでは、地図から地元ホテルのリストやその他こまごまとした貴重な情報まで手に入ります。スタッフ(英語を話せることが多い)はとても親切。あなたが「教えてほしい」と言うまでは、ホテルやレストランを一方的に推薦したりしません。ツーリスト・インフォメーション・オフィスは、空港や主な鉄道駅にもあります。
テヘランの中央ツーリスト・オフィスの場所は11
Dameshq St., Vali-e Asr Ave.です(電話は892212-5)。
テヘラン
変化と魅惑の中心地
テヘランはアルボルズ山脈の南山麓にあってレイ市の郊外にある小さな村でしたが、レイ市がモンゴル人の攻撃で滅びた後発展しました。
サファヴィー朝タマスブ王時代にはテヘランの周りに城壁が廻らされ、テヘラン市の統治権がゼンド朝のキャリムハーンから、ガフールハーンに移った時、この市は極めて重要な市となり、ガージャール朝のアガー・モハマドハーンが権力を手にした時、テヘランはペルシャの首都となりました。ナセレディンシャーの時代に市は拡大し、新しい城壁と塔が築かれ、その拡大はイスラム革命成就後の現在まで続いています。
最終的にはイランイスラム共和国の成立に至った政体の大きな変化の結果、拡大し新しく蘇ったテヘランは、イランの首都としてまた、政治の中心地として国際的な注目を浴びています。
テヘランは海抜1400メートルの台地にあり、天候は夏は乾燥して暑く、冬は時折雪が降りますが、あまり寒さは厳しくありません。平均降雨量は年間225
ミリメートルです。
イスファハン
全体が博物館の如き街
イスファハンはザグロス山脈の東山麓、海抜1575メートルの台地にあります。この市は郊外を流れるザーヤンドルード(川)の、沖積土を土台に長い歴史を重ねて徐々に拡大し、誰でもこの川の名を聞くとイスファハンを思い起こす程、この川とイスファハンの結び付きは深いのです。歴史書によると、この市にはアケネメス朝前にも人が住んでおり、パルティア朝及びササン朝時代、900年以上にわたり、国の中心にあたる地方の首都でした。
イスラム教の到来に従って、サーマン朝時代イスラム文化と芸術がここに浸透し、セルジューク朝トグロル王の時代にも首都であったこの市はモンゴル人の攻撃に堪え、シャーアッバース一世統治時代には再びペルシャの首都となり、その有名な”世界の半分”という名が語るように、世界に名高いペルシャ文化の最盛期を誇りました。
シラーズ
文化と文学の都
美しくカットされた宝石の如き街。魅惑的な詩と哀歌の街、そして文化と文学の街シラーズ。
この市は海抜1540メートルのアッラーホ・アクバル山の麓にある緑の高原の上に位置しています。
この市の歴史はイスラム前の時代に遡り、イスラム教到来後のエスタクル市の荒廃に伴い、サファヴィー朝及びゼンド朝時代に発展し、その全盛期を迎えました。
シラーズを首都に選んだのはゼンド朝のキャリムハーンでした。
この美しい市の有名なオレンジ畑はサーディやハーフェズのような偉大な詩人の魂を人情で満ち溢れさせ、イスラム文化とイスラム文学を代表する名誉あるこの二人の詩人は常にこの街の歴史において光り輝くことでしょう。
ファルス地方の首都をとり囲んだ多くの古代文明ゆえに、シラーズでは多くの有名な古代遺跡を見ることができます。
他の観光地
Yazd, Kerman, Kashan, Caspian sea
area, Hamedan など