イスラム国家であるイランイスラム共和国の経済、政治、文化の傾向は、あらゆる面でイスラム 教に根差している。また、公的、協同的、私的の三つの領域に おいても,最も必要な衣食住、健康、医療、教育そしてその他国民が家庭を築く必要な条件な事柄を国民に提供している。
職業選択の自由、特定の仕事への就業強制の禁止、および他者の労働搾取の防止は遵守されている。法的手段で獲得された私有財産もまた尊重される。
イランの経済的な豊かさは主に石油からである。石油は世界第四、天然ガスの埋蔵量は、940兆立方フィートで世界第二位で
ある。世界の石油埋蔵量の約10
分の一、天然ガス埋蔵量の約4分の一はイランにある。
5ヶ年計画:
神の御加護により、第一次5ヶ年イランイスラム共和国経済、社会、文化開発計画は、課せられた戦争による集中的な破壊と損傷の再構築、インフラの開発、国
家経済の再編成に関連する顕著な業績をもって成功のうちに終わった。第一次計画期間中のGDP(国内総生産)の平均成長率は7.2%であった。
第四次計画(2005年〜2009年)
第四次経済発展計画は、世界経済との相互作用を受けて、以下の事柄が強調されている。
長期的・安定的な雇用創出の増加
生活水準や世界経済におけるイランの地位の向上
国際経済において競争にしうるダイナミックな産業構造の基盤を作ること
産業化の拡大
ヒューマンリソースの発展
この計画の期間においては、8.1パーセントの年間成長率が見込まれており、この数字を達成するためには3870億ドルの投資が必要とされている。約3560億ドルが国内の資本により、310億ドルが海外からの投資による。
第四次計画のマクロ経済的目標
| 2004 | 2009 | 2015 | |
| 失業率(%) | 12.3 | 8.4 | 7 |
| 輸出(百万ドル) | 30273 | 38082 | 63530.6 |
| 輸出(石油以外 百万ドル) | 7720 | 12817 | 32097.6 |
| 輸入(百万ドル | 30732 | 42388 | 63530.6 |
| 外国投資 | 7075 | 3802 | 7132.8 |
日本との経済関係
イランと日本における貿易高は140億ドルにまで達しており、イランにとって日本は主な貿易相手国となっている。日本に輸出している主なものとしては、原油が挙げられる。2007年、イランから515,000バレルの原油が日本に輸出された。これは日本が必要とする原油の、実に12.5パーセントを占めている。イランは、世界で第二番目に重要な天然ガス産地の地位を占めている。政府はここ最近特に天然ガスとLNGの輸出体制を整えてきた。そのため、東アジア市場におけるLNGの輸出が大いに見込まれている。
石油以外では、イランはその地理的環境から、農産物や鉱物の生産において有利な状況にあるといえる。そのユニークな味や質の良さは、日本の市場においても大変魅力のあるものとなるであろう。両国の経済協力はエネルギー、パワープラント、織物業やその他の産業にまで発展している。イラン政府は競争力を高め外国資本を導入するため、関税の障壁を取り除き、各種の市場規制経済に対する規制を緩和した。それゆえ、日本政府- 特に経済省からの支援 -また日本企業のイラン市場への益々の参加を期待しているところである。
数年来、イランの主な外貨収入源である石油依存からの脱却を計るため、我が国は非石油部門の輸出拡大に努めている。このた
め、は、工業、産業の付加価値品
目に重きをおき、農工業その他の商品、製品の輸出を注視している。
輸出:
数年来、イランの主な外貨収入源である石油依存からの脱却を計るため、我が国は非石油部門の輸出拡大に努めている。このため、は、工業、産業の付加価値品
目に重きをおき、農工業その他の商品、製品の輸出を注視している。
外国投資:
イランの海外投資環境は経済保護、豊富な天然資源および安価な人件費、既存の相応な通信手段、安価なエネルギー、そして輸出からの外貨により、めぐまれた
条件を備えている。イランイスラム共和国は海外投資を歓迎し、イランからの資本および利益の送金の自由は保証されている。
その他
イランの特筆すべき点は地理的優位性にある。中央アジアと中東および工業先進国の両方向の橋渡しとしての役割の重要性にある。このことはイランが経済戦略
的地域での主な役割を担う立場になり得る事である。ある。石油輸送パイプライン建設プロジェクトはカスピ海の石油をテヘラン精油所へ送る総工費4億ドルの
プロジェクトが最近入札された。
前述のとおり、イランの主な収入源は石油とガスである。またイランは多くの亜鉛、銅、ウラニ ウム、鉛、クローム、マグネシウム、石炭と金を有する。 これらの工業分野開発は政府の優先事項である。
中東において最大の通信網を有するイランは、リーダー的働きをするため、通信分野にも真剣に
取り組んでいる。政府は通信の民営化政策を近年採用し、
民間投資を推進している。